新セローにもシガーソケットを付けちゃおう。ついでに工程も詳しく解説しちゃおう。ってことで、材料も全て新品で揃えてシガーソケットの設置手順を改めてまとめてみました。前回から改善した点も少しあります。
なお、これらの作業は感電とかショートの危険がありますので、くれぐれも自己責任でお願いします。
用意したもの
シガーソケット・電源取り出しコード 他
1) マリンコ・防水シガーソケット 2,646円(+送料840円)。
2) エーモン・電源取り出しコード 756円。
3) エーモン・U型端子セット(1162) 168円。
4) エーモン・平型端子セット(1155) 189円。
5) 配管固定用片サドル(25mm) 18円(参考価格)。
1はMARINE-Jというサイトで、2~4は近所のYellowHatで購入しました。5は旧セローで作業したときにホームセンターで入手した余りです。また、作業には電工ペンチが必要ですので、無い人は用意して下さい。防水ソケットですがこちらに台湾製の安価な品もあるようです。電子工作に慣れてる人はついでにプラグも防水タイプに交換してもいいかもしれません。
ラフ&ロード製ドリンクホルダー
以前、密かに衝動買いしたドリンクホルダー。必要性が無くて結局お蔵入りした品です。シガーソケットの固定位置に悩んだ末、こいつを分解してステーだけ使うことにしました。他の製品でも代用できると思います。この類のステーと片サドルがあれば、どのバイクへでも付けられそうな気がします。
※ このステーのボルトが馬鹿になってしまい、結局、こちらの品に交換しました。
取り付け作業
1.電源コードのバッテリー側をU型端子に交換
電源取り出しコードのバッテリー側の端子(クワ型・丸型)のサイズがでかすぎるので、とりあえず小さなU型端子に交換しました。端子の根元でコードを切断、被覆を除いて端子を圧着。
2.電源コードのシガーソケット側の端子を切断
バッテリーからハンドル周りまで引っ張る配線作業で先端の端子が邪魔になります。コードが二股に裂かれている手前でバッサリ切断しておきましょう。どうせ後で長さ調節するので切り過ぎてもOKです。
3.バッテリーからハンドル周りまで配線
いよいよサイドケースを外します。ヒューズボックス近辺のスペースに電源取り出しコードのヒューズを押し込み、さきほどバッサリ切断した先端をハンドルまで配線しましょう。既存のコード・ケーブルの配線を参考にすれば問題ないと思います。
4.電源コードに平型端子(メス)を圧着
ハンドルの方まで配線し、取り付け位置の目星も付いたら、適当な長さで電源取り出しコードを切断して下さい。邪魔にならない程度の余裕は残した方がいいでしょう。で、コードを二股に裂き、先端に平型端子(メス)を圧着します。シガーソケットに付属している平型端子で構わないのですが、何故かエーモンの端子を購入してしまいました。深い意味無いけど勿体無いので使ってみます。
5.シガーソケットにコードを接続
シガーソケットを固定するリングにコードを潜らせてから、平型端子をシガーソケットに嵌めます。まだ通電していませんが、プラスとマイナスを間違えないように注意して下さい。赤いコードを内側の端子に嵌めるのが正解です。この時点でシガーソケットまで通電してるかを確認しましょう。テスターが無くても、シガーソケット用のプラグには大概LEDが付いてるのでそれで確認できます。確認を終えたらバッテリーから端子を外して下さい。
6.接続端子の絶縁処理
シガーソケットとコードを接続する端子ですが、金属が剥き出しになる部分は必ず絶縁テープなどで覆ってください。僕は今回、防水処理も兼ねてコーキング用のシリコン剤を使用。バイク本体に付着すると厄介なので、養生して作業しました。乾くまでも時間が掛かるのでご注意を。濡れないような処置さえすれば絶縁テープで十分だと思いますけどね。
7.バッテリーにU型端子を接続
バッテリーに電源取り出しコードを接続します。電極を覆うカバーに少しだけ切れ目を入れてU型端子を固定しました。バッテリーからケーブルを外すときはマイナス端子から、つけるときはプラス端子から。これ鉄則です。赤はプラス、黒がマイナス。くどいようですが間違えないように。実際は6の作業の前にバッテリーに繋げてしまったのですが、安全面から言うとこの作業順が正しいと思われます。